食べ物の中には臭いの強い口臭の原因となる食べ物もあります。しかし口臭を和らげてくれる・消してくれる食べ物もあります。
口臭の原因になると知らずに食べてしまうと、後からなんだか口が臭いなーなんてことになってしまいます。
そこで今回はその口臭の原因となる食べ物と、もし知らずに食べてしまってもその臭いを抑えてくれる消臭効果の高い、対策となる食べ物もご紹介していきましょう
Contents
口臭の原因となる食べ物とは
まずできる口臭対策として、なにが口臭の原因になるかを知ることが大切です。
また、原因となる食べ物は大きく3つに分けられます。
原因1.その食べ物がそもそも臭い
代表的なものだと、チーズや納豆などがあります。
これらは食べるとすぐ口が臭くなったなとわかるのですが、唾液の消化酵素によって洗浄・消臭され20~30分後のはほとんどわからなくなります。
もし気になるようであればガムや消臭スプレーなどをしておけば、相手からもさほど気にされることもないと思います
原因2.食べ物の成分が臭い
本当に厄介な原因はこちらの、食べ物の成分が臭い場合です。
代表例としてはニンニク・ネギ・キムチ・ニラなどです。
これらに含まれる成分が体内に入ることで臭いのある成分に変化し、胃から臭いを発します。
胃から発されているので、上の納豆やチーズのように唾液で消臭されることもなくガムやスプレーなどでも抑えられないことが多いです。
またニンニクやネギは香味野菜と呼ばれ、読んで字のごとく香りの強い野菜です。
ニンニクに含まれるアリシンという成分は血液にまで溶けだし全身の周り、皮膚や汗からニンニクの臭いが出てしまう場合もあります。
他にはブロッコリーやキャベツも口臭の原因となります。
その原因物質となるのはインドールという成分で、女性ホルモンを抑制する効果もありますが大量に食べると嫌な臭いの原因となってしまいます。
微量だったら香水などにも含まれているインドールですが、食べ過ぎると嫌な臭いとなってしまうのでブロッコリーやキャベツの食べ過ぎには気を付けましょう。
原因3.口内環境を悪化させ臭い
こちらは食べ物が口内環境を悪化させ、臭いにおいに繋がるものです。
代表例としてはアルコール飲料やコーヒーがあります。
アルコールを飲むと肝臓でアセドアルデヒドという臭いの物質ができます。
またお酒には利尿作用があるため、体の水分が排出されやすくなります。
そのため口内の唾液が減少し雑菌が増えやすくなるなるため口内環境が悪化し口臭が目立つようになります。
コーヒーはもともと香りのよい食べ物ですが、コーヒーを飲んだ時に豆の粉末が舌に残りそこに雑菌が増え嫌な臭いが出てしまいます。
口臭対策となる食べ物
口臭の原因となる食べ物はわかってもらえたと思います。
次は口臭が気になるなーと思ったときに食べると、その成分などが効き口臭を抑えられるという対策となる食べ物を紹介していきたいと思います。
牛乳
ニンニクを食べた時は牛乳、というのを聞いたことはありませんか?
簡単にいいますと牛乳は胃に入ると胃に膜を作ってくれ、臭いの原因を包んでくれます。
そおすると臭いが広がるのを防げ、口臭対策となります。
レモンやオレンジ
レモンやオレンジ、さらには梅干しなどには知っての通りクエン酸が多く含まれています。
クエン酸には唾液の分泌をよくする強い働きがあり、レモンや梅干しを見ただけで唾液がでるのはその働きを体が覚えてしまっているからです。
唾液が少なくなり口の中が乾いていると、雑菌や臭いの原因菌が繁殖してしまい口臭の原因となってしまいます。
ですがレモンなどのクエン酸により唾液が多く分泌されると、口の中が清潔に保たれ口臭を防いでくれます。
またクエン酸は殺菌効果があるので、舌に残った雑菌を殺菌してくれ口臭対策となります。
緑茶や紅茶
お茶にはカテキンが含まれています。
実はカテキンには消臭効果があり、食事をした後に飲むことで胃の中からでる臭いを消臭してくれます。
また紅茶にはレモンティーもありますよね。
2つ目で紹介したようにレモンにも殺菌効果がありより口臭対策をすることがあります。
ヨーグルト
ヨーグルトは牛乳と似ていますがまったく口臭対策としては違う効果があります。
ヨーグルトには乳酸菌が多く含まれています。
乳酸菌といえば腸内環境を整えてくれることで有名ですが胃の中も整えてくれることをご存知でしょうか。
臭いの原因となる食べ物も乳酸菌の力で分解してもらえば口臭対策となるのです。
さらにもう一歩踏み込んだ口臭対策としては、乳酸菌には細菌を増殖させない働きもあるので食後の歯磨きの後にヨーグルトをスプーン1杯口に含んでから食べることで、雑菌の増殖を防ぎ口臭を対策することができます。
この時は無糖のプレーンヨーグルトにしましょう。
さつまいも
さつまいもにはポリフェノールが多く含まれており、これが口臭対策となってくれます。
ポリフェノールとは植物が光合成をする時に作られ、紫色などの色素や渋み・苦味などの成分です。
そのポリフェノールには強い抗酸化作用があり、わかりやすく言うと体を清潔に保ってくれます。
また、糖尿病や虫歯の予防効果もあるので口臭対策に繋がります。
他にポリフェノールの多い食べ物として山芋や里芋、ごぼうなんかが挙げられます。
食べ方で対策する
口が乾燥することによって口の中の雑菌が増え口臭の原因となってしまいます。
そのためこの3つを気を付けることも大切でしょう。
①硬めの食べ物を食べる。
②食べ物を大きめに切って食べる。
③口に残るような食べ物の後は多めに水を飲む。
まず①と②は硬めのものや大きいものを食べる時は唾液がより出やすいです。そうすると口が乾燥することなく食事を進めることができます。
③はコーヒーなどの粉末が口のなかに残らないように水で流すことで大幅に口臭を防ぐことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
食事をしたあとはどうしても口臭は気になるものです。
現代社会ではスメルハラスメントとまで言われるようになり、口臭の影響は無視できないものとなってきました。
もしあなたが知らず知らずのうちに口臭が原因で人間関係や仕事にまで影響がでてしまわぬように、この記事を見直してしっかりと対策していきましょう。
食べ方や食べるものを気を付けることですぐにでも対策することができるので、ぜひ役立てていただけたらと思います。