日本が誇る食文化の一つに『和菓子』があります。
今ではコンビニでもさまざまな種類の和菓子が売られ、手軽に食べられるようになってきました。
そんななか、最近では和菓子ダイエットが流行りつつあるようです。
砂糖が多く使われたお菓子なんかは、ダイエット中に最も制限しなくてはいけないようなものの気がしますがそれは本当なのでしょうか。
もし和菓子を食べながらダイエットができるのであれば、たくさんの食事制限を抱えながらダイエットに励む多くの女性たちの一筋の希望となるのではないでしょうか。
そこで今回は、そんな気になる和菓子ダイエットについてです。
Contents
和菓子がダイエットに向いている理由
理由① カロリーが低い
和菓子は洋菓子と比べ、カロリーが低くなっています。
その理由としては洋菓子にはバターや卵黄などの動物性食品が多く使われているのに対し、和菓子は小豆や葛などの植物性食品を多く使っているからです。
バターなどの油脂を使うとどうしてもカロリーが高くなってしまいます。
洋菓子で代表的なショートケーキが360kcalほどですがお饅頭はその四分の一である90kcalとなっています。
さらに洋菓子はゼラチンを使っているものが多いですが、和菓子にはほとんど使われておらず代わりに寒天が使われています。
ゼラチンは豚の脂から作られますが寒天は海藻から作られているのでカロリーがグッと抑えられます。
理由② 食物繊維が豊富
和菓子に多く使われているあんこ。その材料となるのが小豆です。
小豆は植物性食品だけあり『食物繊維』が豊富です。
小豆100gあたりだと17.9g、あんこにすると100gあたり5.6~6.9gほど含まれています。
この食物繊維が血液中の血糖値を下げてくれて、体に脂肪がつきにくくしてくれるのです。
さらに食物繊維は腹持ちもいいので少しの量で満腹感も得られます。
詳しい痩せ方はこちらを参照してみてください。
また、小豆だけではなく栗やきな粉も食物繊維は多く含まれていますね。
理由③ 水分量が多い
イメージとして洋菓子って水分が少なく悪い言い方をすればパサパサした感じではありませんか?
逆に和菓子だと、水ようかんやぜんざいなど割と水分の多いお菓子が多いです。
水分が多いとその分カロリーも抑えられますし、お腹もいっぱいになります。
夏によく売られている水ようかんやわらび餅なんかは、水分を寒天やわらび粉で固めたものなので普通のようかんなどと比べるとよりカロリーが低くさらに吸収もはやくなっています。
水分は体の中で分解されて排出されるスピードがはやいので、ダイエットにも最適です。
和菓子ダイエットの方法
和菓子がダイエットに最適だということはわかってもらえたでしょうか。
次にその方法を見てみましょう。
方法① どの和菓子を選べばいいの?
和菓子ダイエットをするにあたってどの和菓子を選び、食べたらいいのでしょうか。
それはずばり、あんこの入った蒸し饅頭が一番いいでしょう。
その理由として、まずあんこの利点は上のほうで説明したとおりです。
次に蒸しの部分。
焼き饅頭だと焼く際に型にくっつかないよう油をぬります。その油でせっかくの低カロリーが台無しになってしまうのでダイエットには向いていません。
さらに饅頭という点。
よく似た大福と比較すると饅頭は皮、大福は餅です。皮は蒸気で膨らませているので密度の高い餅よりもカロリーが低くなっています。
一番はあんこ入りの蒸し饅頭といいましたが、和菓子はどれもだいたい低カロリーなので好きなものを食べて大丈夫ともいえます。
方法② 食べ方に気を遣う
好きなものを食べてもいいとは言いましたが、食べ方には気を遣いましょう。
食べる時間帯としては15時までが目安です。
22~深夜2時の間は人が最も良くたんぱく質を取り込む時間帯でありこの時間に食事をすると太りやすくなります。逆に15時前まではその活動が弱まっているので食べるのは15時までにしましょう。
さらにお茶と一緒に食べることも忘れてはいけません。
お茶には茶カテキンと言われる『ポリフェノール』の一種の成分が含まれています。
急須でいれた煎茶一杯には、90gの茶カテキンが含まれているといわれ、玉露や抹茶などはさらに多く入っています。
この茶カテキンは脂肪の吸収を抑え、体の代謝をよくする効果があります。
和菓子にはお茶も相性抜群ですし、ぜひ一緒に食べましょう。
方法③ 我慢をしない
ダイエットの一番の敵はストレスといっても過言ではないでしょう。
大好きだったお菓子を、ダイエットのためいきなりやめてしまうとストレスになりがちです。
その反動でダイエットが終わった後ドカ食いしてリバウンド、なんてことになったら目も当てられません。
そこで和菓子の出番です。
ダイエット中にお菓子が食べたいなと思ったときは無理せず和菓子を食べましょう。和菓子は大体一口大か一口サイズになっているのでポテトチップスのようにもう一枚もう一枚と、だらだら食べてしまう心配もありません。
さらに和菓子屋さんや喫茶店などにわざわざいかなくても、いまではコンビニでおいしい和菓子を買うことができます。
和菓子をたべてストレスのないダイエットにしましょう。
どおしてもお肉が食べたくなったときはこちら。
まとめ
さすが日本の誇るお菓子、和菓子といったところですね(笑)
まさかダイエット効果まであるとは。
でも勘違いしてはいけないポイントは、和菓子だったらいくらでも食べてもいい、ではないということです。
タイ焼きなども、なかにカスタードやチョコレートが入ったものなんてもってのほかです。
以上のことを気を付けてうまく和菓子を味方につけ、ダイエットを成功させていきましょう!