意外と知らない!土用の丑の日の起源と雑学

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7月も終わりに差し掛かり、土用の丑の日が近づいてきました。

土用の丑の日と聞くと、ただ何となくウナギを買って食べればいいや、と思っている人はいませんか?

なぜうなぎを食べるのか、なぜ土用の丑の日というものがあるのか。また、いつからはじまったのか。その辺の雑学をふまえましてをまとめていきましょう。

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土用の丑の日の起源

土用の丑の日とは

1000年以上前から、夏の暑いときには鰻を食べろと言われてきたようですが、土用とは、丑の日とはなんなのでしょうか。

実は土用とは年に数回あります。立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間のことを土用といい、十二支で数えて丑の日のことを土用の丑の日というようになったそうです。

なぜ鰻を食べるのか

上でもすこし触れましたが、昔から夏バテをしないように精の付くものを食べるという習慣があったようです。

そこで幕末の有名な学者、平賀源内がまったく売れない鰻屋さんに立ち寄りなんとか売れるようにならないかと相談されたようです。考えた平賀源内は店先に「本日、土用の丑の日」と書いた張り紙を張り出したとたんに繁盛しだしたそうです。

なぜそんなにも繁盛したのでしょうか。それはもともと土用の丑の日にはうの付くものを食べると病気にならないという迷信がありそれに鰻が合致したのでしよう。さらにそのころ有名な学者ということもあり平賀源内の言うことなら間違いないないだろうとみんなこぞって食べたしたのではないかといわれています。

鰻にまつわる雑学

なぜうなぎは鰻と書くのか

鰻の由来には諸説ありますが曼という字につや・長いなどの意味があり、つやがあって長い魚なので鰻という漢字ができたといいます。

背開きと腹開き

一般的な魚(あじやさんまなど)は普通、腹開きでおろしていきます。

ですがこの鰻は背開きでおろします。なぜ背開きなのでしょうか。それは、腹開きは武士の切腹を連想させ縁起が悪いので背開きになったといわれています。

逆に関西では腹を割って話せるようにと、腹開きにしておろすようです。

鰻は生で食べれる?

実は鰻の血には毒があります。

ですが加熱すれば無害となるのでおろし、多少血がのこっていても焼けば食べれているわけです。

逆にいえば血を完全に抜けば生で食べることもできます。実際に酢でしめて刺身で食べられるお店もあります。

鰻は実は長生き?

産卵すると死んでしまう鰻ですが、生殖機能を抑制すればなんと80~90年生きるそうです。

また、餌をまったく食べていない状態で1年10ヶ月生きた鰻の記録も残っています。

鰻は性別が変わる?

鰻の性別がはっきりと確認されるようになったのはごく最近のことです。それまでは性別があることすらわかっていませんでした。

鰻は幼魚の時はすべて雄で、成長していく水質や餌で雌になるのがでてくるそうです。なので養殖もたいへんなんですね。

まとめ

なんとなく鰻を食べていた土用の丑の日は実はこんなにも歴史があったんですね。

ちなみに今年の土用の丑の日は7月30日です。鰻ではなくとも夏バテに気を付けて楽しい夏を満喫してくださいね!

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